一般社団法人  雲雀丘安田邸プロジェクト
Association of Project for Yasuda Residence in Hibarigaoka

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趣意書

趣意書

皆様 雲雀丘安田邸プロジェクトのホームページにお越し頂きまして誠に有難うございます。

私たちのMissionをご覧頂き、色々なご感想を持たれたと拝察致します。このページ迄ご覧頂く方は、相当な関心をお持ちでいらっしゃると思いお話しさせて頂きます。
倒壊する危険もあり「取り壊す」事が実行されるのも時間の問題でしたが、安田邸の再建はギリギリ間に合いました。我々の代で、阪神淡路大震災にも耐えた、「大正時代の三井物産社員後の紐育芝川社長の7年間に渡る滞米経験に基づくオリジナルな和洋館」であり「雲雀丘地区の景観形成の起点となる建物」を取壊す事に、恥ずかしさはあっても美学は在りません。高い志と具体的な戦略に基づく行動、志を同じくする人々がそれぞれの立場で協力すれば、大抵の事は出来ると次の世代に伝えたいです。
何時の時代もそうして先人は世代を繋いで来たのです。今度は私たちの番です。



   ご寄附のお願い

当ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。プロジェクトのスキームも固まり、それに関する各種契約内容も発効し、2025年9月30日以降、今までのプロジェクトの維持運営費に加え、建設費・事業費等も募集する事が可能となりました。本日から外交時に使用する「ホームページのSUMMARY」を含む「趣意書」を作成致しました。右上のMENUをクリックして→「法人概要」を選択頂ければご覧頂けます。どうぞ宜しくお願い致します。

募集総額   5000万円以上で上限は決めていません。
       一口 1万円以上でお願い致します。

資金使途   安田邸プロジェクトの実行・推進
       宝塚市、(株)古美術永澤 と当プロジェクトで3者協定を結んでプロ    
       ジェクトを進めて参りますので、独立性の維持の必要性から当プロジ
       ェクトの運営費はやはり必要です。メインとなる建設や事業に係る費
       用とは分けて管理させて頂きます。
        一般寄附金として取り扱いますが、別途定める寄附金取扱規定に従い 
       ます。


以下は、当法人の地域連携担当理事の中尾幸子の書いた趣意書の文面です。万感の思いを込めて、当法人の寄附金の趣意書として掲載させて頂きます。
(個人の文章ですが、当法人の理事監事の共通の思いなので掲載させて頂きます。)

一般社団法人 雲雀丘安田邸プロジェクト
代表理事 田中 富基




寄  附  趣  意  書


  1995
117日夜明け前のの阪神淡路大震災により、阪神間の街並みはすっかり変わりました。古い日本家屋は消え、耐震性のある新しい建物が立ち並んでいます。その時宝塚市の西端から東端に引っ越してきた私はその途中で安田邸に出会いました。遠い昔に読んだ物語に出てくるようなお屋敷。「日本にこんな建物があったのだ!」と感動したことを覚えています。

その後このお屋敷は宝塚市に遺贈され、地域住民が保存活用に奔走しますが果たせず、現在に至ります。

一方、宝塚市は保存活用する体力がなく、取り壊されるのは時間の問題だと覚悟しておりました。この様な状況の中、昨年夏「雲雀丘のために何かしたい」という強い情熱を持った人物が現れて安田邸の保存活用に動き始め、私はその人物に希望を見出しました。

103年前、日本の大工が建てたこの西洋邸宅は、歴史的・文化的にも貴重と云われています。安田邸をこよなく愛し守り続けられた故安田敏子様の遺志に報い、日本中でここだけと云われる雲雀丘の景観を残すために、当法人を設立致しました。

令和を生きる私たちがこの建物を活用し、日本の大正時代を生きた先人の思いのこもった建物に息吹を吹き込みたいと考えています。今お住まいの場所は違っても、地域の宝物となる古い建築物を残すことに価値を見出される皆様のご協力を切にお願いする次第です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。                                               

中尾幸子